昨晩から今日の早朝まではジェットコースターのようでした。昨晩にウルグアイのメディアが「フォルランがインテルナシオナルと契約解除で合意。セレッソ大阪と契約を結ぶ」と報じはじめ、今日の午前3時すぎにはインテルナシオナルが正式に契約解除を発表。その約20分後に、フォルランが自らのTwitterアカウントでセレッソとの契約締結を発表しました。
Firmando con el Cerezo Osaka hasta Dic 2014 Just signed with Cerezo Osaka until Dic 2014. 私は2014年12月まで桜大阪との契約に署名しました pic.twitter.com/2Ea3SByQ12
— Diego Forlan (@DiegoForlan7) 2014, 1月 22
セレッソがここまでのワールドクラスの選手と契約するのは、もちろんはじめてのこと。Jリーグ通して見たとしても、いつぶりだろうといった感じです。これまでブラジル国内報道のチェックでお世話になってきたZero Horaをはじめ、Reuters、Eurosport、L’Equipe、AS、Fox Sportsなど、世界各国のメディアがフォルランのセレッソ加入を報じています。
以下では、アブダビの英字紙、The Nationalに掲載された記事を紹介します。これは、フォルランの友人で、今週号のサッカー・ダイジェストにも寄稿していたサッカージャーナリストのアンディ・ミッテンの手によるものです。
この記事は、「ウルグアイのストライカー、ディエゴ・フォルランが、18ヵ月の契約で、日本のクラブ、セレッソ大阪に加入した」との書き出しからはじまります。フォルラン自身は「2014年12月まで」の1年契約としており、また事前報道では1年半とするものもありましたので、ここはセレッソの公式発表を待ちたいと思います。
フォルランは、ワールドカップを前にして、インテルナシオナルでのプレーやブラジルでの生活を楽しんでいましたが、「ワールドカップのためにスタジアムを改修する一方、他の場所でホームゲームを戦わざるをえなかったクラブにあって、クラブ財政はタイトになっている」。高給取りであることもあり、賃金未配もあったとも言われ、クラブは放出方針、セレッソを含めた国内外のクラブが獲得に名乗りをあげました。この間の経緯につきましては、こちらの記事をご参照ください。
「出身選手の中には香川真司がいる」セレッソへの移籍が決まったフォルラン。最後に、彼が残したコメントの箇所を引用しておきます(若干意訳)。
「私はインテルでハッピーだったし、皆とも素晴らしい関係を築いたが、日本からオファーが舞い込んだ」と、火曜日にポルトアレグレの自宅で交渉を完了させる書類にサインした彼は語った。「日本では三度か四度プレーしたことがあるが、スタジアムの雰囲気、そこで見た文化をとても楽しんだ。また、(日本の)人々はいつもとてもフレンドリーだ。本当にセレッソへの加入を楽しみにしているし、私の新しいチームのために全力を尽くしたい」。
Jリーグへの移籍がワールドカップのウルグアイ代表に選出されるチャンスを妨げるのではないか、といった恐れをフォルランは持っていない。
「プレミアリーグやラ・リーガではないが、サッカーの水準は高く、向上しており、とても競争の激しいリーグだ」とフォルランは言う。「マンチェスター・ユナイテッドがプレシーズンでセレッソと戦った試合を見たが、彼らはとてもよく戦っており、称賛された。私も本当に良いコンディションにあるし、できる限り長くプレーしたい。セレッソは、大きな街にある、大きな応援が得られる、確立されたクラブだ。この移籍には本当に興奮している」。