スポニチが「関係者によれば、すでに代理人に完全移籍を前提とした正式オファーを提示しているという」と、セレッソによるディエゴ・フォルラン(インテルナシオナル)獲得の動きを報じたのが1月14日。それから1週間弱が経ちましたが、まだなにも決まっていないというのが現状のようです。日本のメディアの報道は、最初のスポニチとその後の共同以来、ぱったりと止んでしまいましたが、その後もブラジルのメディアを中心に様々な報道が出てきています。私もTwitterの方でできる限り追おうとしていますが、すべてはフォローできていないかもしれません。しかし、セレッソといっていたらボタフォゴが、ボタフォゴと思っていたらトロントが、トロントと思っていたらセレッソが、セレッソと思っていたら残留か、というようにいろんな情報が飛び交っており、混乱も引き起こしておりますので、ここでこれまでのツイートをまとめることで、最初のスポニチ報道からの流れを再確認しておきたいと思います。
最初の報道は1月14日のスポニチ。その日の晩には共同通信や時事通信も記事を流しました。
[News] According to source, Cerezo Osaka has made an official offer for Diego Forlan (Sports Nippon) http://t.co/0bRozmDbEI
— CRZ Tweets (@byncrz) 2014, 1月 14
[News] Diego Forlan close to join Cerezo Osaka (Kyodo) http://t.co/bvbGNguI0K
— CRZ Tweets (@byncrz) 2014, 1月 14
[News] Cerezo Osaka trying to sign Diego Forlan (Jiji) http://t.co/nIKqdg7I0W
— CRZ Tweets (@byncrz) 2014, 1月 14
[News] Forlan’s move to Cerezo may be announced in a few days if everything goes smoothly (Sports Nippon) http://t.co/zJKzjpBOb8
— CRZ Tweets (@byncrz) 2014, 1月 14
その後、Tutto Mercato Webが独自ソースで以下のような情報を流しましたが、そもそもTMWは信憑性の面でちょっとどうかなと思っています。
[News] フォルランの件はTMWにも掲載されています。TMWに近いソースによると、おそらく2015年1月までの1年契約になるだろうとしています。 (TuttoMercatoWeb) http://t.co/viw4gSSOTc
— CRZ Tweets (@byncrz) 2014, 1月 14
その後、ブラジルなどでもセレッソがフォルラン獲得に乗り出していることが伝えられますが、ほぼすべてが日本メディアソース。たとえば、グローボ・エスポルテは次のように報じていました。これまでの経緯にも触れています。
[News] ブラジルのグローボ・エスポルテもJapan Timesをソースに今回のフォルランの件を報じています。 (Globo Esporte) http://t.co/bWc1hejTy3
— CRZ Tweets (@byncrz) 2014, 1月 15
なお、この記事によると、この数週間、フォルランはボタフォゴに移籍するものとして報じられてきましたが、代理人が一度すべてのオファーを却下。クラブに留まるかと思われましたが、給与の問題でクラブが方針転換したとのことです。
— CRZ Tweets (@byncrz) 2014, 1月 15
現在のところ、ボタフォゴとセレッソのほかにウェストハムが関心を抱いている模様。それ以外にも、昨年にはトロントFCとケレタロFC(メキシコ)も興味を示していたようです。
— CRZ Tweets (@byncrz) 2014, 1月 15
[News] グローボ・エスポルテの別の記事は、ボタフォゴによるフォルラン獲得の動きについて取り上げています。 (Globo Esporte) http://t.co/tTZeeQXcON
— CRZ Tweets (@byncrz) 2014, 1月 15
先ほどのグローボ・エスポルテの記事を読み解いてみます。英語の機械翻訳を通じて読んでおりますので、不正確であったら申し訳ありません。
ボタフォゴはセードルフを失いましたが、スター選手をチームに抱える戦略を続けたい模様。… http://t.co/ZmOzxRlnPr
— CRZ Tweets (@byncrz) 2014, 1月 15
そこからいろいろなクラブが移籍先の候補として挙げられていきます。概ね共通していたのはボタフォゴ、セレッソ、トロントFCといったところ。
[News] おそらく6時間半ほど前の記事ですが、水曜にフォルランは兄と代理人の三者で会談。そこでの話では、ボタフォゴとセレッソよりも、ヨーロッパとアメリカの方が魅力的に映っていたようです。 (Globo Esporte) http://t.co/kkLYbf9XJR
— CRZ Tweets (@byncrz) 2014, 1月 16
[News] フォルランの移籍に関するウルグアイの新聞の最新記事です。オリジナルな情報はなさそうですが、よくまとまっているように思います。 (El Observador) http://t.co/A3qDBWxH5f
— CRZ Tweets (@byncrz) 2014, 1月 16
なお、この記事は行き先の候補として、セレッソ大阪、ボタフォゴ、ウェストハム、アメリカ(メキシコ)、トロントFCの5つを挙げています。
— CRZ Tweets (@byncrz) 2014, 1月 16
(フォルランの練習合流に関する記事ですが、こちらにはフォルラン獲得に関心を持つクラブとして、セレッソのほかに、FCダラスとメキシコのアメリカの名前が挙げられています。 http://t.co/JRj3IrlAFf )
— CRZ Tweets (@byncrz) 2014, 1月 18
上記の記事にもあるように、フォルランはヨーロッパとアメリカに行きたがっているという情報がしばしば見られますが、その場合も日本の可能性は排除されていません。一方、以下に「ボタフォゴがフォルランに対するオファーを準備中」とする記事がありますが、サラリーの提示額も低く、また本人の意向かクラブの意向か、ボタフォゴ移籍の可能性は低く見られるようになってきます。
[News] ボタフォゴがフォルランに対するオファーを準備中。約35万レアル/月を内容とするもののようです。 (Terra Brasil) http://t.co/4I9Bn7Vmn7
— CRZ Tweets (@byncrz) 2014, 1月 16
[News] フォルランの代理人がインテルナシオナルからの移籍を認める。「ビッグリーグ」に興味があるとのことですが、日本の可能性も否定していません。 (Zero Hora) http://t.co/ZZX6DDTCNL
— CRZ Tweets (@byncrz) 2014, 1月 16
先ほどの記事は国内移籍の可能性を低く見積もっているようです。なお、現地はまもなく16日の13時。
— CRZ Tweets (@byncrz) 2014, 1月 16
[News] 主題は異なる記事ですが、グローボ・エスポルテも、フォルランは北米と欧州を好ましく見ていると伝えています。 (Globo Esporte) http://t.co/rILLNet5xi
— CRZ Tweets (@byncrz) 2014, 1月 16
(国内移籍はないとインテルナシオナルのルイジ会長が明言したとする記事がありました。 http://t.co/9HZhoUs6UE )
— CRZ Tweets (@byncrz) 2014, 1月 16
[News] 約80万レアルというサラリーの要求から、ボタフォゴがターゲットをフォルランからパブロ・セバージョスに切り替えたとの報道が出ています。 (UOL) http://t.co/VpZMVvBGH1
— CRZ Tweets (@byncrz) 2014, 1月 17
この記事によると、当初、ボタフォゴは40万レアル/月でオファーを出していましたが、カウンターオファーが80万レアルと、セードルフのサラリーよりも高いものだったようです。
— CRZ Tweets (@byncrz) 2014, 1月 17
(ちなみに、単純計算すると80万レアルを年俸換算すれば約4.25億円。ユーロにすると約300万ユーロになります。)
— CRZ Tweets (@byncrz) 2014, 1月 17
フォルラン側の要求が80万レアルで、ユーロにすると年で約300万ユーロ。これと前後して、ブラジルのスポーツ紙Lance!からも、トロントFCが300万ユーロ、セレッソが400万ユーロのオファーを出しているとの記事が流れてきます。
(Lance!からかなり具体的な情報が出ていますね。精読はしていませんが、トロント、セレッソ、中東から関心が寄せられ、トロントとセレッソについては具体的な額も載っています。シーズンあたり、トロントが300万ユーロ、セレッソが400万ユーロのオファーとのこと。)
— CRZ Tweets (@byncrz) 2014, 1月 16
(こちらがリンクです。ぜひ詳細に検討してみてください。 http://t.co/clT1ZSgaMu )
— CRZ Tweets (@byncrz) 2014, 1月 16
グローボ・エスポルテも、以下のように伝えています。なお、「より高いサラリー」というのは「ボタフォゴより高い」という意味です。また、「受け入れる用意があるだろう(と見られている)」と「受け入れる」の間には大きな差があるという点は注意しておきたいところです。
[News] ボタフォゴ側の対応を主に取り上げた記事ですが、フォルランはより高いサラリーを提示しているセレッソのオファーを受け入れる用意があるだろうと書かれています。 (Globo Esporte) http://t.co/ApUXzB7HIM
— CRZ Tweets (@byncrz) 2014, 1月 18
私が確認した中で最新のニュースは、”No news”というニュースです。日本でいう今日(19日)はほとんど情報が出てきていません。
(Zero Horaの4時間半ほど前の記事ですが、メデイロス副会長はフォルランについて「今のところニュースはない」と述べています。 http://t.co/HGm66nV4Jq )
— CRZ Tweets (@byncrz) 2014, 1月 19
ここで取り上げた以外にもいろいろな情報が出てきていますが、ひとまず主要なものをまとめてみました。
最後に、私が主にチェックしている4つのブラジルのメディアを紹介しておきます。説明書きについてはWikipediaを参照しました。