今日の徳島ヴォルティス戦のキックオフ直前というタイミングで、山口蛍のセレッソ大阪への復帰が所属元のハノーファー96から発表されました。さすがにセレッソからはまだ発表されていません。
昨季までキャプテンを務めた山口蛍は、昨年12月にハノーファー96への移籍を発表。ドイツに移ってからは6試合に出場しましたが、3月のシリア代表戦で鼻骨骨折および左眼窩底骨折という怪我を負い、以来、日本にとどまってリハビリをしてきました。チームは2部降格が決定。清武弘嗣、酒井宏樹と日本人チームメイトの移籍の情報が流れる中で(清武はセビージャへの移籍が決定)、先週あたりから蛍についてもセレッソ復帰の噂が国内メディアで流れはじめ、今日、正式発表となりました。
バーダーSD:蛍は故郷へ帰りたいという願いをもって我々のところに話に来た。監督達との話し合いの末、我々はこの願いに答えた。日本代表選手として彼は2部でチームに確かなクオリティをもたらしただろう。しかし蛍は日本に戻りたがった。 https://t.co/XdYlIjhISv
— Yuhei Yamaguchi (@yuhei_ymgch) June 19, 2016
山口選手:冬に盛大に迎えてもらい、この素晴らしいチームのためにプレーすることや新たなメンタリティを知ることはとても楽しいものでした。しかし僕は再び家族や慣れ親しんだ環境で密に生きることを決めました。みなさんにはとても感謝しています。 https://t.co/XdYlIjhISv
— 山口裕平/Yuhei Yamaguchi (@yuhei_ymgch) 2016年6月19日
100万ユーロ(約1億2000万円)を超えるとも言われる移籍金については明らかにされていません。
現時点での蛍のコンディションがどの程度であるのかわかりませんが、セレッソの練習にも参加しているとのことなので、実戦復帰もそう遠くはないのかもしれません。Jリーグの夏のウインドー(選手登録期間)は7月1日から29日までとなっています。従って、復帰は最短で7月3日のロアッソ熊本戦(うまかな・よかなスタジアム)ということになるでしょうか。サポーターもサポーターでない人も、数ヵ月での復帰にはいろいろと思うところがあると思いますが、復帰が決まった以上、J1昇格、J2優勝に向けて、大きな力となってくれることを願うばかりです。
追記:6月19日22時30分
セレッソ大阪の公式ウェブサイトでも発表されました。背番号は41番となります。復帰にあたり、蛍は次のようなコメントを出しています。
セレッソに復帰することになりました。半年間という短い期間でしたが、セレッソを離れてドイツでプレーをして、自分の家はやっぱりセレッソだと強く感じたことが大きかったです。色んな方々のサポートがあっての復帰ですので、また一からやり直すという気持ちで、皆さんに認めてもらえるようにしっかりプレーをして、出来るだけ長くセレッソでプレーができればと思っています。一生懸命頑張りますので、応援宜しくお願いします。
追記:6月20日12時30分
移籍金の具体的な額については明らかにされていませんが、スポーツ報知は「ハノーバーとの契約が残っていたため、関係者によると、C大阪は放出時に得た額以上の移籍金をハノーバーに支払っての再獲得となる」と報じ、復帰決定前のキッカーの報道を裏づけています。