日付変わって今日は今季最初の大阪ダービー。お互い11位と17位(本投稿作成時点)という状況での対戦ですが、やはりダービーということでニュース記事もたくさん掲載され、気持ちも高まってきます。
セレッソからして非常に残念なのが、都倉賢が先週の横浜F・マリノス戦での負傷により全治8ヵ月と診断されたこと。今後の経過次第ではありますが、事実上今季絶望という状態です。少しずつパフォーマンスも上がってきたように思われ、また奥様のInstagramの投稿によると本人もそのように感じていたようなので、このタイミングでの離脱は痛いし、残念です。チームは、このニュースを受けて、9番の入ったトレーニングウェアを着て今週は練習をしていました。ともに2トップを形成していたブルーノ・メンデスが言うように、「トクの分も」と団結しているようです。
まいど!セレッソにはロティーナ監督のコメントが掲載。ロティーナ監督は、その長いキャリアの中で「サポーター同士のライバル関係がより強く、より過酷な状況が作られ」るスペインにおいて様々なダービーを経験してきており、「ダービーはサポーターにとって特別な試合です。どの試合も同じ勝点3を懸けた試合ではありますが、そうは言ってもダービーはやはり特別な一戦。自然とテンションが上がる試合になることは間違いありません」「いずれにしても、ダービーの重要性はよくわかっています。サポーターの皆さんの期待に応えられるよう、全力で戦います」と話しています。
なお、その都倉は、大阪ダービーに向けて、エルゴラッソのインタビューを受けていましたが、負傷を受けてお蔵入りに。しかし、「クラブと編集部と相談の上」で特別にウェブに掲載されています。このインタビューでは、大阪ダービーを「日本で一番熱いダービー」と述べ、「試合当日は最高のボルテージになるでしょうし、僕らも最高の準備をして試合に臨みます」と意気込みを語っていますが、札幌時代のペトロヴィッチ監督とロティーナ監督の違いなど、ダービーを抜きにしても興味深いものです。個人的には、次の部分になるほどと思いました。
守備の引き出しは、ロティーナさんのほうが多いです。ロティーナさんの守備の決め事の細かさは、『こんなところまで見ているんだ』と感じます。共通する部分は、自分たちの立ち位置で優位性を作ること。どう相手の裏をかいていくか。そういった部分は、方法論こそ違いますが、最終的な考え方は似ていると感じます。あとは、ミシャ(ペトロヴィッチ監督)は型にハメますが、ロティーナ監督は、少し自由がある中で、自分たちで判断する余地を残してくれます。選択肢が3つくらい用意されているんです。なので、もう少し時間はかかると思いますが、そのあたりの判断を全員で共有できるようになってくれば、もっともっと連動したサッカーができると思います。ミシャの場合は、一つガチっとハマれば一気に突き抜けますが、逆に対応されると選手個人として判断する選択肢はあまりありません。ロティーナ監督の場合は、ミシャより時間はかかりますが、より選手の選択肢を設けていて、幅は広いと感じています
エルゴラッソ「[特別掲載]都倉賢が語る、ロティーナ・セレッソのいまと大阪ダービー」(5/17)
ダービーの一戦を前に、16日には森島寛晃社長も練習場を訪れ、練習前のミーティングに参加。「この一戦は“絶対に負けられない”戦いですから。相手も気持ちを入れてくるでしょうけど、セレッソというクラブ、チームにとって本当に大事な一戦です」と、「大阪ダービーの重要性を選手たちに説」いたとのこと。相手も相手で、「監督も意識しているだろうが、選手としても負けられない。先にペースをつかんで、常に先手をとっていきたい」(遠藤保仁)と気合いを入れています。
また、両チームのOBである播戸竜二氏がこのタイミングでメディアのインタビューに登場。こちらのインタビューもまた、ダービーの話以外にセレッソ移籍の際のエピソードなども語られており、そちらも興味深いです。
ガンバの公式によると、チケットは完売とのこと。満員の吹田スタジアムで最高の結果を得られることを期待します。